アラフィフは現実世界の愚痴をどこで言っているのだろう

アラフィフで会社員をやっている方でしたら(もちろん自営業やフリーランサーの方も該当すると思うのですが)、一緒に働く方に若い人がいる状況が多いんじゃないかと思います。

何かちょっといやなことがあったとか、少し気分を害したとか、そういう時に、若い方々の前(オンラインオフライン問わず)で愚痴を言うの難しいですよね。立場的にも年齢的にも。

そういう時にはだいたい、夫に「これは完全な愚痴なんだけど」と前置きして、特にオチも結論もない話を聞いてもらうようにしています。「家に仕事を持ち込まない」をモットーにしていたらパンクしてしまったことがあるので、夫には事情を話して、仕事の話をしたり、逆に聞いたりしています。すると、どうしても議論になってしまうのですよね。「受け流すのが一番いいと思う」「受け流して2時間経ってもだめだったから話してる」「それは受け流してるんじゃなくて我慢だ」「まあ確かに」といった具合で。

特に傾聴を求めてはいませんし(夫はプロのカウンセラーというわけではない)、会話が弾むのは内容はさておきいいことなんですが、こういう場合、誰に愚痴れば適切なんでしょう。本当に些細なことだけど、自分の中で消化できなくて、外に言葉として吐き出してしまいたい時。X(Twitter)に抽象化して書くことはできますが、会社やコミュニティのメンバーが目にするのであれば、それはオフィシャルに愚痴を言ってしまうのと同じこと。この解決策が、どうしても私の中では見えないのです。

誰か社外の信頼できる相手に聞いてもらうったって、その相手は愚痴ばかり聞いているわけにもいかないでしょうし、心理的な負担だって大きいはず。でも、人間50年経ってもイラッとしたりチクッときたりしませんか? 私が狭量なだけなんでしょうか。他の方の折り合いの付け方を知りたくて本や雑誌やネットの記事なんかにも目を通しますが、そういう場合だいたいの方はおおらかな気持ちで「気にしない」を選択されていらっしゃる。やっぱり自分の心が狭いだけなのかもしれません。

が、現実の人間だもの、実際には気持ちを持て余している人がいると信じたい。そういう人は、現実の面倒な出来事に関する自分のネガティブな感情を、どうやって処理しているのでしょう。そっと学んで取り入れたい。